昔APSのフィルムカメラは使った事があったけど35㎜フィルムカメラって高価なイメージでちょっと憧れ . . . その35㎜フィルムカメラ、コニカ AUTO REFLEX T3が実家の押入れに眠っていたのでさっそく試してみました。
コニカの歴史
そもそもコニカってカメラメーカー名は知っているけど . . . コニカをざっくり調べてみました
- 1873年 杉浦六三郎が小西屋六兵衛店を立ち上げ、写真関係商品の販売を開始
- 1987年 会社名をコニカ株式会社に改称
- 2003年 ミノルタ株式会社を子会社化、コニカミノルタホールディングス株式会社となる
- 2006年 写真関連分野から撤退、デジタルカメラ分野をソニーに譲渡
引用:ウィキペディア
1873年から2006年の約130年で色々革新的なカメラを発表していたようでこの「AUTO REFLEX T3」は1973年シャッタースピード優先AE(自動露出)機として発売されたようです。
コニカ AUTO REFLEX T3 の性能
コニカ AUTO REFLEX T3 の性能
- 型式:35㎜ AE一眼レフレックスカメラ
- マウント:バヨネット式コニカマウントII型 直径47㎜ フランジバック40.5㎜
- 絞り機構:AE式完全自動絞り
- シャッター:上下走行式メタルフォーカスプレーン•ハイシンクロシャッター(多重露光機構内臓)
- ファインダー:ペンタプリズム使用アイレベルファインダー
- 露出調整:完全自動露出(AEシステム)超高感度複合CdS2個によるTTL可変測光方式、開放F値自動補正機構付
- 電源:1.3V水銀電池(JIS H-C型)2個使用
- 大きさ:ボディのみ 幅150X高さ95X厚さ45㎜ 740g
引用:KONICA AUTOREFLEX T3 取扱説明書
いまのデジタルカメラからするとシャッタースピード優先機ってちょっと不思議
![](https://shirograph.com/wp-content/uploads/2021/10/konica-1-2.jpg)
カメラ操作部右にはシャッタースピードダイヤル・フィルム巻上げレバー・シャッターボタン
シャッタースピードダイヤル横にある「ME」と書いてある小さなレバーは多重露光レバー
操作部はとてもシンプル
基本設定で屋外はSS 1/125秒・室内 1/30秒の様で 125がオレンジ色で強調されています。
シャッタースピードダイヤルの小窓にISO感度設定がありダイヤルを持ち上げて使用フィルムのISO感度を設定します。おそらく屋外の逆光などで明るい場合はSS 1/125のシャッタースピードを上げるかISO感度設定を変更して調整するのでしょう、フィルムカメラに慣れた人にしてみれば大した事ないのでしょうがデジタルカメラから始めた人にするとちょっとややこしいですがおそらく使っていると慣れてくるのではないかと . . .
カメラに付けてあるレンズは「ヘキサノンAR50㎜ F1.4」6群7枚構成、重さ1,030g 、ボディが 740gなので持つとかなりの前重心で左をレンズ下から支えるような感じです。
フィルムは「フジカラー100 24枚撮」
![フィルムカメラ](https://shirograph.com/wp-content/uploads/2021/10/konica-2.jpg)
新しい電池を入れて取りあえずカメラを持って出かけてみました。
作例 コニカ AUTO REFLEX T3
![フィルムカメラ](https://shirograph.com/wp-content/uploads/2021/10/konica-sakurei-1.jpg)
![フィルムカメラ](https://shirograph.com/wp-content/uploads/2021/10/konica-sakurei-2.jpg)
![フィルムカメラ](https://shirograph.com/wp-content/uploads/2021/10/konica-sakurei-3.jpg)
え〜 なぜ縦写真ばかりなのかと申しますと横向きで撮ろうとすると何故かシャッターが開いた状態で . . . 30秒後くらいにシャッターは閉じるんですけど当然、ブレブレの露出オーバー (泣)
せっかく手に入れたコニカ AUTO REFLEX T3 縦写真専用機ではちょっとマニアックすぎて使えそうにもありません、ただシャッターを押した時のガシャンっていう機械音、現像するまで撮れているかわからないドキドキ感はとても新鮮
コニカ AUTO REFLEX T3 は使えませんが俄然、フィルムカメラに興味が湧いてきました!
しばしフィルムカメラ機さがしにハマりそうです w