Photoshop のレイヤーマスクを使って被写体の一部を消去した様に見せる事ができます。
この機能を使って文字を人が飛び越えるような絵を作ってみましょう、とても簡単ですよ!
レイヤーマスクを使って絵に奥行きを持たせる

”JUMP” のテキストレイヤーの上に元気よくジャンプしているお兄さんを重ねました。
このままでは”JUMP” の手前でジャンプしている様なので”M”の文字をまたいでいる様に見せる為、赤丸の足を見えない様にし、絵に奥行きを持たせます。
選択範囲を作成
まず、”JUMP” の選択範囲を作成します。

レイヤーマスクを追加

次にお兄さんのレイヤーを選択したらレイヤーパネル下にある”fx” の右となり「レイヤーマスクを追加」を選択してください。するとお兄さんのレイヤー右に白いレイヤーマスクのサムネイルが追加されます。
追加されたサムネイルは現在、白くなっています。
レイヤーマスクで白い部分は表示され、黒い部分はマスクしたレイヤーが隠されるので下にあるレイヤーが透過して見える。
レイヤーマスクを黒く塗った部分は消えて見えなくなります。

水色背景のレイヤーにマスクを追加して黒のブラシで塗ってみました。右上レイヤーマスクのサムネイルで黒くなっている部分は透過して見えなくなっています。
レイヤーマスクの便利なのが黒で塗り透過した部分をやり直したい時は白で塗り直すと水色背景がもとに戻って現れてきます。
このレイヤーマスクを使ってお兄さんの右足を消去(見えなく)してみます。
ブラシツールで黒く塗る

レイヤーマスクが選択されている事を確認してブラシツールを選択してください。この時、レイヤーマスクでなくお兄さんのレイヤーを選択しているとブラシツールで塗る事ができません。
描画色を黒になっている事を確認してブラシツールで塗っていきます。

するとお兄さんのレイヤーすぐ下にある”JUMP” の文字、Mの境界を綺麗にかたどって足が見えなくなっていきます。
とっても簡単ですね!
被写体に影を付ける ぼかし(ガウス)
あと、ちょっと一手間かけて影をつけます。

お兄さんのレイヤーを複写して、複写したお兄さんの形を「塗りつぶし」で黒に塗りつぶします。
塗りつぶしたレイヤーをお兄さんのレイヤーから移動で少しずらします。この時、黒がクッキリしすぎているので「フィルター」「ぼかし」「ぼかし(ガウス)」でちょっとボカします。

あと「不透明度」などを調整して影っぽく見えるようにしてください。
レイヤーマスクを使った作例
同じ様にレイヤーマスクを使ってこんな絵も作ってみました。


レイヤーマスクを使う事で表現の幅が一気に広がりますよ!
一度試してみてください。